1973-03-08 第71回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第6号
○保岡分科員 いま自治大臣におかれまして、昨年の八月に自治省の諮問機関である奄美群島審議会のほうからの答申を例に引いて積極的な御発言をいただいてたいへんありがたいと思うわけでありますが、さらに、いま御指摘のとおり、新全国総合開発計画の沖繩ブロックの基本構想を加えるための一部改定の際に、昨年の十月に閣議決定が行なわれた。その一部改正の際に奄美大島の開発が最後に加えられているわけであります。
○保岡分科員 いま自治大臣におかれまして、昨年の八月に自治省の諮問機関である奄美群島審議会のほうからの答申を例に引いて積極的な御発言をいただいてたいへんありがたいと思うわけでありますが、さらに、いま御指摘のとおり、新全国総合開発計画の沖繩ブロックの基本構想を加えるための一部改定の際に、昨年の十月に閣議決定が行なわれた。その一部改正の際に奄美大島の開発が最後に加えられているわけであります。
そこで、私からも経企庁に二、三お聞きをしておきたいと思いますが、実は五月七日の朝日新聞に「新全総「沖繩ブロック案」の構想」というのが報道されました。これを見ますというと、六月の十五日ぐらいまでに案がつくられて、そして国土総合開発審議会の承認を得て、六月二十五日ごろに選出されるであろう沖繩県知事の了承をもって、おそくとも六月の末ごろには確定をするという趣旨のことがまず報道されました。
言うならば、経済企画庁がつくられる沖繩ブロックとしての新全総の計画とは、私は違うのではないかと思います。ただ、沖繩だからまるっきり違うという意味ではありませんけれども、性格的には私は違うのではないだろうか。もしそうならば、あなたのほうである程度先に新全総としての沖繩に対する見解が示されなければ、それを具体化する意味での十カ年計画の地域開発構想というのは、なかなか出てこないのではないだろうか。
ただ、それを、現実の問題といたしまして、新全国総合開発の二部の沖繩ブロックと、また第一部の総論的なところで、沖繩の問題をどういうふうに織り込んでいくかというような具体的な問題までまだ詰まっておりません。そういう段階でございます。
それで、これは先ほどもお話ございましたように、一つの沖繩ブロックとして取り上げていく、この新全総計画も、その点では明らかに改定をいたします。で、この新全総計画に沖繩を含めるという改定は、沖繩県の振興開発計画よりも前にこれは策定をするという姿になるかと存じます。
その当時の首相の意図は、私なりに推察すれば、お答えいただければ一番いいんですけれども、新全国総合開発計画自体がいま一つの壁にぶつかっているとか、あるいは欠陥が暴露されたとか、そういう認識に立っての御発言であったのか、そうじゃなくて、新全総は現在本土で一つのネットワークをつくって計画をされているわけですから、沖繩ブロックというものはプラスアルファになる、プラスアルファになって、くっつくことが、修正を要
新全国総合開発計画の中における沖繩の位置づけに関しては、県民は、いわゆる沖繩ブロックとして、沖繩の特殊性を生かした豊かな県づくりに、わが国の国力相当の開発を期待しております。県民は、これまで貿易収支の二億ドル以上の赤字を補ってきた基地収入が米国のドル防衛政策を反映して先細りとなり、同時に、沖繩の労働市場の狭隘さによって生じる過疎化の進行を憂えているものと思われます。